王華総領事,東北大学総長里見進氏と会見
2012/07/05

 7月3日午後、王華総領事は東北大学を訪問し、東北大学里見進総長と会見した。総領事館の宮暁冬副総領事や潘暁景教育領事、東北大学名誉教授・元日本駐上海総領事の橋本逸男氏らもこれに同席した。

 王華総領事は、東北大学は日本ないし世界でも有名な大学として大きく社会に貢献する人材を輩出してきたと評価し、中国の作家魯迅は東北大学に二年間留学したことがあり、藤野先生との交わりについても中国でよく知られていると話した。王華総領事はまた、東北大学は国際的な大学として、これまで中国の数多くの大学と友好提携を結び、現在750名以上もの中国人留学生を受け入れている、今後も中国の大学などとの交流をさらに深めてもらいたいと希望した。

 里見総長は、東北大学のこれまでの歩みについて紹介し、現在に至るまで中国の吉林大学、南京大学、浙江大学など、32箇所の有名大学と友好提携を締結しており、交換留学や学術研究などの各分野での交流を展開していると説明した。里見総長はまた、その過程において、中国の大学と中国人学生の活発さをつくづく感じると述べ、今後も東北大学は一層国際化を図り、主に中国の大学との交流を深めていきたいと話し、総領事館からの協力を希望した。

 会見前、王華総領事は東北大学に留学中の中国人学生たちと会合を持った。王華総領事は学生たちに対し、しっかりと勉強し、これまでの東北大学の優秀な先輩たちに学びながら、身につけたものを活かし、中国の発展や中日友好交流事業に貢献してもらいたいと激励した。