王華総領事,ハルビン医科大学基礎学院院長張鳳民氏と会見
2012/02/13

 2月13日、王華総領事は来館したハルビン医科大学基礎学院院長張鳳民氏と会見した。同大学日本語教師・新潟県国際課国際交流員の何寧氏もこれに同席した。

 王華総領事は歓迎の意を述べ、業務エリア三県の医学教育や関連産業の発展状況と医学分野での対中交流について紹介した上、新潟大学をはじめ、新潟県は医薬研究、臨床治療、医療器械などの分野で高い優位性を持っている。原発事故を受け、福島県では、放射線保護が医学分野での重点と新たなホットスポットになる見込みである。社会や経済が進むにつれ、医学産業のさらなる発展が求められる。ハルビン医科大学は中国では影響力を持つ教育機構と医療機構であり、長年にわたって日本との交流・協力に力を入れているが、業務エリア三県の医学分野の特色などに合わせながら、人材育成と人材交流を進めながら「医学研究の産業化」や「医療観光」などの関連分野での交流や協力を促進し、双方協力の新しい課題を探るべきであると語った。最後に、王華総領事は、総領事館が今大きく推し進めている環日本海経済圏構想と四省区・三県経済交流大会など主な経済協力プロジェクトについても詳細を説明したうえ、ハルビン医科大学にはこれらのプロジェクトに積極的に関わり、双方の医学交流・協力の「モデル」となるようアドバイスした。

 張院長はハルビン医科大学における「日本語医学教育」や日本との人的交流について紹介したうえ、ハルビン医科大学としてこれまで日本との交流・協力を重視してきたが、今後上述した重大な経済協力プロジェクトへの参加を考えながら、教育、科学研究と産業化の三つの面を同時に推し進め、さらに業務エリア三県との医学交流・協力を広げていきたいと語り、総領事館からの協力を希望した。