今年の6月1日より、宮城県は中国駐日本大使館の管轄から中国駐新潟総領事館の管轄に変更された。7月3日、4日の二日間、王華総領事は宮暁冬副総領事及び政治文化、経済商務、教育、領事僑務、総務など各部門の責任者を率いて宮城県仙台市を訪問した。仙台市を正式訪問するのはこれが初めて。王華総領事は期間中宮城県知事村井嘉浩氏、県議会議長中村功氏、仙台市副市長伊藤敬幹氏、仙台市議会議長佐藤正昭氏および仙台入国管理局局長三好真理氏等、県、市と議会の代表者とそれぞれ会見した。

王華総領事の挨拶
7月3日午前、王華総領事はまず宮城県庁を訪問し、村井嘉浩知事と面会した。王華総領事は村井知事の多忙中の会見実現に感謝し、村井知事の長きにわたる宮城県と中国との交流協力推進への尽力を高く評価するとともに、3.11大震災の際、宮城県が受けた甚大な被害を見舞った。王華総領事は、宮城県の災害からの目覚ましい復興を目にしてうれしく思っていると述べ、村井知事と宮城県民による復興の課程での大きな努力に対し敬意を表した。

王華総領事と村井知事が互いに記念品を贈る
王華総領事は、宮城県は日本の東北地方の重要な拠点であり、工業と科学技術のレベルは高く、日本三景のひとつである“松島”を筆頭に、旅行資源に恵まれている。また中国の作家・魯迅がかつて東北大学に留学していたことで、宮城県と仙台市は中国国内でもその名を知られている。宮城県と中国の交流の歴史は大変長く、特に吉林省とは長い間経済貿易、文化、教育、観光等の面での交流と提携は成果をあげている。今後宮城県は中国各地との交流と提携を全面的に強化することもできる、総領事館はできる限り協力し、支援していきたいと願っている、と述べた。
王華総領事はつぎに現在計画中の今年9月23日―24日の二日間にわたり開催予定の東北三省一区と総領事館業務エリア四県が共同主催する“四省区四県経済交流大会”について説明し、この大会は東北四省区と業務エリア四県で行う総合的な大型経済交流大会である、中日国交正常化40周年における一大イベントになると信じている、宮城県にはぜひとも積極的にこの大会に関わってもらい、地元の企業や団体に参加を呼び掛けてもらいたいと希望した。
村井知事は王華総領事一行の来訪を歓迎し、昨年3.11東北大震災発生時に中国政府と国民から宮城県を含む日本の被災地に送られた大量の支援物資に大変感動した。温家宝総理は震災後の5月に、中日友好協会唐家璇会長は今年4月に宮城県を訪問したことに深く感謝したと述べた。現在宮城県は震災復興の目標に向けて、急速に順序立てて各復興作業を進めているところであると語った。

記念撮影
村井知事は続けて、今年は日中友好正常化40周年を迎えるが、宮城県と吉林省の友好都市締結25周年でもあると述べ、今年4月1日に吉林省王儒林省長が仙台を訪れ、互いに新たな分野とさらに高いレベルでの交流について多くの共通認識を得た。7月30日、震災の影響を受け、長春―仙台間の直行便は一時運休したが今後再開する予定であり、本人も8月に吉林省を訪問する予定である。この機会にさらに友好交流を推進していきたいと願っている。宮城県は積極的に4省区4県経済交流大尉会に参加し、これを機に中国呂東北地区との交流提携を進めたいと考えていると述べた。
村井知事は7月1日から日本政府は宮城県等日本の被災地への中国人観光客に数次ビザを発給する措置をとったが、今後より多くの中国人たちが宮城に関心を注ぎ、宮城県を訪れてくれることを心から希望し、宮城県の復興によい影響をもたらすと信じ、総領事館からの大きな支援を希望する、と述べた。
伊藤副市長との会見の際、伊藤市長は仙台市と長春市が姉妹都市協定を締結してからこれまで32年の友好交流の歴史があり、仙台市と長春市の市民の間には非常に近しい感覚がある。仙台出身の日本で有名な卓球選手である福原愛さんは中日両国で大変人気が高く、仙台観光大使を務めている。このビザ緩和政策などの力を借りて、仙台が今後より一層中国での知名度と影響力を高めてもっとたくさんの中国のみなさんに観光に来てもらい、連携を新たに展開していきたいと述べた。

王華総領事が伊藤敬幹副市長(中央)、佐藤正昭氏気概議長(右)に記念品を贈呈
宮城県議会中村議長との会談の際、中村議長は3.11大震災から1年と4か月経ったいま、宮城県はようやく復興の兆しが見えてきて、中国からの私心のない援助に深く感謝した。宮城県議会は宮城県中日友好議員連盟のメンバーを主とした代表団を組んで9月に長春で行われる北東アジア博覧会に出席する予定である。

王華総領事、宮城県議会中村功議長と会見
仙台市議会佐藤議長と会見の際、中国は近年急速な経済発展を遂げており、日中韓の経済協力の将来は非常に明るい、互いに技術や市場等、各分野での協力を強化することができる、仙台市議会もその潤滑油となるべく力を尽くしたい、と述べた。
仙台入国管理局三好真理局長との会見で王華総領事は、仙台入国管理局による宮城県及び業務エリア内の中国人たちへのサービスと便宜の提供に感謝した。三好局長は局の管轄範囲や業務内容について説明し、現在宮城県と日本の東北六県在住の中国人の割合は六県の外国人登録者総数の30%を超えている。仙台入国管理局は総領事館と密接なチームワークを保ちながら、関連する領事業務面での必要な協力体制をとっていきたいと語った。

王華総領事は仙台入国管理局三好真理局長に中国の伝統芸術を施した花瓶を贈呈