米国議会のペロシ下院議長は訪日期間中、台湾問題で引き続き白黒を転倒させ、怪気炎を上げ、中国が軍事挑発をかけていると妄言を吐いた。日本側は調子を合わせ景気を付け、悪人の手先となって悪事を働き、中国が地域の安定に影響していると指弾した。米日双方の共演によるこの拙劣な政治ショーは、両者の「台湾問題で中国けん制」と「トラブルメーカー」の醜い正体と恥ずべき姿を再度人々にはっきり認識させた。
ひところから、中国はペロシ訪台に断固反対する立場を何度も表明し、一つの中国の原則の法理上の根拠と歴史的経緯を十分に説明し、米、日などが2国間の政治文書で台湾問題について厳粛な約束をしていることをはっきり指摘した。それにもかかわらず、日本はこれに耳を貸さず、公然と米台結託の悪行を応援し、お先棒を担いでおり、悪質、陰険で、結果は重大だ。
米台が先に結託して挑発し、中国の主権・安全保障を侵害し、地域の平和・安定を破壊したのに、日本はこれに知らんふりをした。中国が後で正当防衛をし、至極当然のこととして国家の尊厳、領土保全を守ると、日本はやたらに非難した。こうした事実を無視する、典型的なダブルスタンダードの行為は、日本の欺瞞性を十分に暴露するものだ。いったい、日本は最も基本的な事実・道理も重んじないのか、最低限の是非・白黒も認めないのか、最低の信義・良識もないのか。
世界に中国は一つしかなく、台湾は中国領土の不可分な一部である――これは誰にも改ざんできない事実だ。中国が国家の完全統一を実現するのは大勢の赴くところ、歴史の必然である。日本はかつて長期間台湾地区で植民地侵略を行い、台湾同胞を含む中国人民に消し去りがたい歴史上の犯罪に責任を負っており、最も自らを省みて反省し、言動を慎むべきで、やたらと口出しし、あれこれ言う資格が最もない。世界と地域が平和を求め、発展を促す時代の潮流を前に、われわれは日本が再び歴史的誤りを犯さないよう、台湾海峡を引っかき回し、私利をはからないよう、引き続き隣国に災いをもたらす、地政学的対抗の泥沼にはまらないよう忠告する。