駐日中国大使館報道官,日本外務省報道官による香港関連の談話について記者の質問に答える
2021/03/12

    問い:3月11日、日本外務省報道官がいわゆる「香港情勢について」という談話を発表し、その中で、香港選挙制度の改革に重大な懸念を示し、改革は香港の「一国二制度」、高度の自治という原則を損なう行動だと指摘する一方、香港において関連の選挙が幅広い政治的意見を代表する候補者を含む公正な形で実施されることを求めました。中国側のコメントを聞きます。

    日本外務省報道官が発表したいわゆる「香港情勢について」という談話は中国の内政に乱暴に干渉したもので、これに対し、中国側は強い不満と断固とした反対を表します。

    中国第13期全国人民代表大会第4回会議において、「全国人民代表大会の香港特別行政区の選挙制度の改善に関する決定」が採択され、これは中国側が「一国二制度」という制度システムを堅持し、改善し、香港の長期安定と安全を維持するための重大措置であり、「愛国者による香港管理」を実行するためのより確実な制度保障を提供するものです。全人代は中国の最高国家権力機関として、香港特区選挙制度の改善について決定をすることは憲法および基本法によって与えられた権力と責任の行使であり、その正当性および権威性に疑う余地がありません。香港特区の選挙制度を改善することは香港特区現行の選挙制度の欠陥を補い、香港市民の民主権利と自由がよりよく実現される保障を提供するためです。

    香港は中国の特別行政区で、香港特区の選挙制度は中国の地方選挙制度であり、いかに設計、発展、改善するかは完全に中国の内政であり、いかなる国もそれに対しあれこれを指摘する権力がありません。中国側は「一国二制度」の方針を堅持し、貫徹する決意と自信は決して揺るぐことなく、また、いかなる外部勢力による中国内政への干渉に反対する決意と意志も揺るぐことがありません。我々は日本側が香港関連の問題について誤った立場を放棄し、いかなる形による香港事務の関与それに中国内政への干渉をも中止し、中日関係の大局を切実に守るよう求めます。