孫大剛総領事、中華人民共和国成立73周年・中日国交正常化50周年の祝賀書簡をドキュメンタリー映画「伝承」と共に領事管区の各界に届ける
2022/09/27

  中華人民共和国建国73周年と中日国交正常化50周年記念日に際して、孫大剛駐新潟総領事は領事管区の各界に手紙を送り、長年にわたり中国の発展を支援し、中日友好を積極的に推進してこられた領事管区の友人に心からの謝意を表し、そして領事管区の中国企業の職員、広範な僑胞と留学生に記念日のあいさつを伝えました。 

 孫総領事は手紙で次のように述べました。過去73年の間に、中国共産党の力強い指導の下、中国人民は歴史に光り輝くこの世の奇跡をつくり出しました。1949年10月1日、中華人民共和国の成立が宣言され、この日を境に中国は歴史の新紀元を切り開きました。貧しさの中で苦労しつつ励まし合って前進した73年の歳月を経て、中国は世界第二の経済体〈エコノミー〉、最大の製造大国、最大の貿易大国になり、国内総生産(GDP)は世界経済の18%超を占め、日本を含む世界130以上の国・地域の最大の貿易相手となりました。今年上半期、中国は度重なるリスクを食い止め、経済の基盤を安定させ、世界経済回復のための原動力を注入し、中国の発展は世界の繁栄にとって有利であり、人類全体の進歩のための偉大な事業であることを実際の行動で証明しました。

 過去50年間、中日関係はおおむね安定的発展を保ち、双方の利益は深く融合するようになり、両国と両国人民に確かな幸せをもたらしてきました。1972年9月29日、中日両国の先輩指導者が北京で「中日共同声明」に調印し、国交正常化を実現し、これによって中日の平和・友好・協力の新たな1章が開かれたのです。苦労しつつ奔走し、手を取り合って共に歩んだ50年を経て、今日、中日両国は約260組の地方友好都市を締結し、2国間の貿易総額は10億㌦から3700億㌦以上に増加し、各分野での友好交流と実務協力は大きな成果を上げています。現在、中日関係は過去を受け継ぎ未来を開く重要な局面を迎えており、双方が歴史から託された責任を担い、先人に恥じず、後世に背かない正しい選択をし、中日関係を絶えず高い所、広い所に向かわせ、新時代の中日関係の明るい前途を切り開き、地域と世界の平和と発展にさらなる貢献をすることを期待しています。

 「潮平両岸闊、風正一帆懸(潮平らかにして両岸闊(ひろ)く、風正しうして一帆(いっぱん)懸る」。未来を展望すれば、中国は常に世界平和の建設者、世界の発展への貢献者、国際秩序の擁護者であり続けます。駐新潟総領事館としても領事管区の各界の識者の方々と共に世界の大勢を見極め、相互認識を深め、友好の初心に立ち返り、歴史の経験をくみ取り、互恵協力を深め、共同発展を促進し、より成熟し安定した、健全で力強い、時代と共に前進する中日関係を次の50年につなげていきたいと願っています。

 手紙と一緒に贈呈された中日国交正常化50周年を記念した今回のドキュメンタリー映画「継承」は、中国駐新潟総領事館が心を込めて制作したもので、領事管区にある新潟、宮城、福島、山形4県の中日友好の物語に焦点が当てられており、各界の識者が友好の伝統を受け継いで中日の友好交流を促進し、両国の素晴らしい未来をつくることが提起されています。

   このたび、新潟空港のチェックインロビーにある大型スクリーンと新潟駅万代口観光案内センターの電子スクリーンで同作品の上映が始まりました。(映画「伝承」全編はこちらからご覧ください