駐新潟総領事館、「朱鷺杯」中日友好青少年囲碁大会を開催
2022/08/12

 2022年8月12日、駐新潟総領事館は、中日国交正常化50周年を記念する「朱鷺杯」中日友好青少年囲碁大会の表彰式をオンライン形式で開催しました。式典には孫大剛総領事、黒竜江省外事弁公室の楊鴻鵬副主任と新潟県知事政策局国際課の小田佳代子課長が出席してあいさつし、黒竜江、吉林、湖北3省、新潟、福島、山形、宮城4県の出場者、大会の技術顧問、関連囲碁団体の代表、3省4県の国際交流部局の職員ら50人余りが出席しました。

 孫総領事は次のように述べました。囲碁は中日文化交流の重要な担い手の一つであり、中日国交正常化とその後の両国関係の発展に重要な役割を果たしてきました。今年は中日国交正常化50周年であり、中日関係が意見の相違や挑戦に直面するなか、双方は常に友好の初心を心に刻み、困難を乗り越え、チャンスをつかみ、より成熟し安定した中日関係を次の50年につなげるために共に協力する必要があります。

 さらに次のように述べました。今回のイベントは3省4県の青少年がポストコロナ期に「囲碁を通じて友人に出会い」、友好交流を繰り広げるためのプラットフォームを築くことに狙いがあります。若い選手の皆さんが互いに学び合い、相互理解と友諠を深め、囲碁界の先輩たちから中日友好のバトンを受け継ぎ、両国の代々の友好に貢献することを希望します。

あいさつする孫大剛総領事

 楊副主任は次のように述べました。黒竜江省と新潟県、山形県はそれぞれ1983年と1993年に友好省県関係を締結し、豊富多彩な交流と協力を繰り広げ、大きな成果を上げてきました。黒竜江省は、今後も引き続き中日各界の同僚の皆さんと共に、双方の各分野における深い交流を粘り強く推し進め、協力ウィンウィンを強化し、共通の利益を拡大し、両国関係にさらなるプラスエネルギーを注ぎ込んでいきたいと考えています。

あいさつする楊鴻鵬副主任

 小田課長は次のように述べました。「朱鷺杯」の一連の友好交流活動を開催した駐新潟総領事館に感謝の意を表します。新潟県は、日中国交正常化50周年を機に中国との友好関係を絶えず深め、中国との交流に積極的に取り組んで参りたい。この大会をきっかけに、参加者の皆さんが努力して日中両国の友好・交流の架け橋となることを期待しています。

あいさつする小田佳代子課長

 中日の選手代表はその発言で次のように述べました。この活動を通じて海外の選手と囲碁の技を鍛錬し、友諠を深めました。コロナ収束後に顔を合わせて交流することを楽しみにしています。


発言する吉林省、山形県、湖北省、宮城県の選手代表

 駐新潟総領事館は2016年から「朱鷺杯」に関する一連の活動を開催しています。今回の中日友好青少年囲碁大会では3省4県から32人の選手が友好省・県などの関係に基づき「黒竜江・新潟」、「黒竜江・山形」、「吉林・宮城」、「湖北・福島」の四つの代表チームを結成し、対戦しました。最終的に吉林・宮城チームが14勝10敗で優勝しました。

オンライン授賞式に出席した参加者

記念撮影する湖北省の選手

優勝した吉林・宮城チームの対戦中の様子

対戦の合間に黒竜江省の選手と交流する新潟県の選手