孫大剛総領事、中日国交正常化50周年記念「祝林恩作品展」の開幕式に出席
2022/06/13

  6月10日、孫大剛駐新潟総領事が中日国交正常化50周年記念「祝林恩作品展」の開幕式に出席するとともにあいさつし、新潟県の佐久間豊副知事、新潟市の野島晶子副市長、新潟県国際交流協会理事長の中山輝也知足美術館館長、新潟県日中友好協会の五十嵐祐司会長ら各界代表が出席しました。

あいさつする孫大剛総領事

 孫氏は次のように表明しました。今年は中日国交正常化50周年です。50年前、新潟県出身の田中角栄元首相が歴史的な訪中を実現し、中国の古い世代の指導者と共に、大きな政治的勇気をもって国交正常化の重大な決断をし、中日関係の新たな1ページを開きました。この50年、中日両国は互いに依存し合い、深く溶け合い、共に発展してきました。現在、中日間の友好都市は260組を超え、コロナ以前の人の往来は年間1200万人に達し、両国間の貿易額は10億ドルから3700億ドルに増え、中日の交流・協力はかつてない広がりと深まりを見せています。

 さらに孫氏は次のように表明しました。中日両国の各分野の交流の中で、文化交流は非常に活発であり、長期にわたり両国国民の相互理解と友好的感情の増進のために積極的な役割を果たしてきました。「祝林恩作品展」は新潟で度々開催されており、祝林恩先生が国画の手法で描かれた新潟の風光は広く歓迎されていると伺いました。本展は新潟市民に芸術の盛宴をもたらすと同時に、中日の地方と民間の交流に彩りを添えるものと信じております。中国駐新潟総領事館としても、新潟の各界の友人と共に、両国の地方と民間の伝統的友情を絶えず強固にし発展させ、手を携えて中日関係の長期的、健全で、安定した発展を図りたいと思っています。

あいさつする野島晶子副市長(左)、佐久間豊副知事(中)、中山輝也館長(右)

 佐久間氏、野島氏らは次のように表明しました。新潟県と新潟市は中国との友好関係の発展を大いに重視しており、祝林恩先生の故郷黒竜江省ハルビン市と友好往来が頻繁であり、実務協力が密接です。日中国交正常化50周年に際し、再度新潟県で「祝林恩作品展」が開催されることは、大きな記念の意味があります。本展によって新潟県民が中国の現代芸術文化の魅力を近距離で味わえるとともに、地元と中国の友好関係の深まりが図られるよう期待しています。

テープカットをする孫総領事と来賓代表

中山館長の案内で作品を観る孫総領事

 開催者側の説明によると、今回の中日国交正常化50周年記念「祝林恩作品展」は絵画作品が計46点展示され、内容は新潟県内各地の風景が主で、画風は各々の創作時期をカバーしている。会期は6月10日から8月6日まで。