孫大剛総領事、大連理工大学と東北大学の友好交流25周年記念行事に出席
2022/06/06

  5月23日、孫大剛駐新潟総領事が大連理工大学と東北大学の友好交流25周年記念行事に出席してあいさつし、大連理工大学の項昌楽党委員会書記、東北大学の大野英男総長、在瀋陽日本国総領事館大連常駐領事事務所の等々力研首席代表、大連市人民政府外事弁公室の成英俊主任と両校の教師・学生代表らが出席しました。

あいさつする孫大剛総領事

 孫氏は次のように表明しました。教育交流は中日交流の重要なルートときずなであり、大連理工大学と東北大学は中日両国の有名な高等学府として、長きにわたりその中で積極的な役割を果たしました。大連理工大学は中日の高等教育分野で長年努力を続け、研究能力が抜きんでた、日本語をマスターしたたくさんの複合型人材を育てました。東北大学は開学初期から対中交流を重視し、中国の著名な文学者の魯迅先生、数学者の蘇歩青先生のいずれもかつてここで学んでいます。現在、校内の中国人留学生は外国人留学生総数の6割超を占めており、彼らは中日の民間交流のために重要な橋を架けました。両校が友好交流を実施してから25年間、大学間往来は密接に、学術交流は活発に、学生同士の双方向交流は頻繁になり、各分野の協力は日増しに盛んになる勢いを見せました。

 さらに次のように表明しました。今年は中日国交正常化50周年であり、双方が歴史を回顧し、未来を切り開く重要な契機でもあります。目下、国際情勢は大きく複雑な変化が生じ、世界の変化、時代の変化、歴史の変化はいまかつてない方式で繰り広げられています。この背景の下、今回のイベントで両校の教師・学生を組織して友好の初心に立ち返り、交流の成果を締めくくり、協力の方向を展望することは非常に重要な現実的意義があります。双方が両国の国交正常化50周年、両校の友好交流25周年を新たなスタート地点に、手を携えて中日の研究協力と人・文化交流の新しい分野を開拓し、中日友好を受け継ぐ新しい力を育て続け、新しい時代の中日平和友好協力事業の新たな1ページを共に記すよう期待しています。

あいさつする項昌楽大連理工大学党委書記

  項氏は次のように表明しました。大連理工大学と東北大学は長年にわたり材料科学、機械工学、化学工業などの学科をめぐって幅広い交流を繰り広げ、今や東北大学は大連理工大学にとって協力する学科が最も多く、交流が最も密接な日本の大学の一つとなっています。両校がこの土台の上で各自の有利な条件を十分に生かし、各分野の交流・協力を深め続けるよう期待しています。

あいさつする大野英男東北大学総長(左)

 大野氏は両校の友好往来の歩みを振り返り、次のように表明しました。東北大学は東日本大震災後および新型コロナウイルス感染症の流行後、大連理工大学の心遣いと支援を受けており、全校の教師・学生はこれに深く感謝しています。今回の記念行事を契機に、両校の友情の礎が一段と強固になることを望んでいます。

オンライン形式による参加者の様子

 イベント期間中、両校はオンライン方式で大学間協力協定更新のセレモニーを行うとともに、学術・学生フォーラムなど関連行事を開催しました。