孫大剛総領事、福島県日中友好のつどい・国交正常化50周年記念講演会に出席
2022/05/23

  5月15日、孫大剛駐新潟総領事が福島県日中友好協会主催の福島県日中友好のつどい・国交正常化50周年記念講演会に出席し、あいさつしました。公益社団法人日中友好協会副会長・元駐上海日本総領事の橋本逸男氏、福島県日中友好協会の白土和男会長、玄葉光一郎衆議院議員および福島県知事代理、須賀川市長代理ら地元の政治・経済界、友好界の代表が出席しました。


あいさつする孫大剛総領事


 孫氏は次のように表明しました。中日は地理的に近く、文化が相通じており、民間の友好はつねに両国関係の優れた伝統と貴重な資源です。福島県日中友好協会は設立後60年余り、多種多様な民間の交流イベントを積極的に繰り広げ、実際の行動で福島県の中国との友好交流と実務協力を促進し、中日の代々の友好継承のために積極的に寄与してきました。近年、すさまじい勢いの新型コロナウイルス感染症を前に中日両国人民は見守り助け合い、共に難局を乗り切りました。福島県日中友好協会に代表される県内の各界はそれに積極的に加わり、新しい時代の民間友好の逸話が記されることに助力しました。中日の地方の伝統的友情は試練を経た後一段と深まり、ポストコロナ時代の双方の交流・協力の展望は明るく期待できると信じています。


あいさつする孫大剛総領事


 さらに孫氏は次のように表明しました。今年は中日国交正常化50周年であり、双方が歴史を回顧し、未来を切り開く重要な契機でもあります。50年前、両国の一世代上の指導者が国交正常化の重大な決断をし、中日の平和友好協力の新しいページを開きました。50年後の今日、国際情勢は大きく複雑な変化が生じ、中日関係はチャンスとチャレンジが併存しています。このような情勢下でこそ、管内の各界は50周年記念を機に、中日友好の初心と原点に立ち返るとともに、新たな歴史のスタート地点に立って、中日関係の次の50年を見据え、交流・協力を強め、相互理解を増進し、新しい時代にふさわしい中日関係を構築するために積極的な役割を果たすべきです。

 福島県知事代理の久保克昌県生活環境部部長、須賀川市長代理の須田勝浩市文化交流部部長らは次のように表明しました。福島県の各界は長年、中国との往来を積極的に繰り広げ、大きな成果を収めてきました。今回のイベントの開催地である須賀川市と洛陽市は1993年に友好都市になり、現地にある須賀川牡丹園は両地方の友情の最も良い証しとなっています。今後も引き続き民間の交流により市民の心の通い合いが促され、両国の地方間の友情のきずなが強固になることを望みます。

講演する橋本逸男副会長


 イベントで、橋本副会長は「これからの日中関係の発展と世界情勢を考える」と題して講演を行い、次のように表明しました。日中は互いに重要な隣国であり、両国の人・文化の交流、文明間の相互参考の歴史は古くから続いています。手を携えて日中関係の持続的で安定した発展を図るためには両国市民の相互理解を深めることが極めて重要です。福島県日中友好協会が引き続き友好の信念を受け継ぎ、日中の民間と地方の交流を促進するためにさらに貢献することを望んでいます。