２０２２年６月７日、楊潔篪共産党中央政治局委員・中央外事工作委弁公室主任は日本の秋葉剛男国家安全保障局長と電話会談を行った。

　楊氏は次のように表明した。今年は中日国交正常化５０周年で、両国関係は重要な節目に至った。昨年１０月、習近平主席は岸田文雄首相と新時代の要請にかなった中日関係の構築推進について重要な共通認識（コンセンサス）に達し、両国関係の発展に指針とよりどころをもたらした。現在、中日関係は新旧の問題が交錯し、顕在化し、困難と挑戦〈試練〉を無視することは許されない。双方は正しい方向をつかみ、協力ウィンウィンを堅持し、長期的大局を見据え、安全保障面の相互信頼を増進し、共に努力して、安定・健全・強じんな中日関係を次の５０年に持っていき、地域の平和と繁栄を共に守らなければならない。

　秋葉氏は、日本は中国と協力を深め、意見の相違を適切に処理し、二国間の敏感な問題や国際的ホットスポット問題について意思疎通を強め、建設的で安定した日中関係を共に築くことを願っていると表明した。

　楊氏は台湾、香港、釣魚島などの問題に対する中国の原則的立場を説明した。

　双方はまた共に関心を寄せる国際・地域問題について意見を交換した。