第10回「漢語橋」世界大学生中国語コンテスト予選新潟大会が開催
2011/04/25

 4月23日、新潟教育会館で第10回「漢語橋」世界大学生中国語コンテスト予選大会が成功裏に行われた。これは、業務エリア内で中国語を学んでいる学生に自分の中国語力を披露する場を提供するため、中国駐新潟総領事館の設立以来、初めて主催した予選大会である。

 「漢語橋」世界大学生中国語コンテストは海外で中国語を学習している外国人学生に対し、「中国語」を通じて中国社会や中国文化への理解を深め、さらには世界中の若者同士が相互理解を図れるよう、中国国家中国語国際推進指導グループ弁公室が2002年から毎年行っているもので、今年10周年を迎える。「漢語橋」は一定の知名度をもつとともに、一定の規模に達し、今年は「友誼の橋を架け、心は響き合う」を主題として開催した。

潘暁景教育領事が司会をつとめる

 当日は新潟大学、新潟県立大学、新潟国際情報大学、新潟国際総合学院、国際航空旅行専門学校などの学生が出場した。王華総領事が主催者を代表して挨拶し、中日両国の青年は中日友好交流事業の未来であり、より多くの日本の若者が中国語を学び、より多くの中国の学生が日本語を学んで、中日両国人民の友好交流を促進し、アジアの平和、ひいては世界の平和に貢献するよう希望していると述べた。

王華総領事が挨拶

 出場者は「友誼橋梁、心霊交響」というメインテーマをめぐり、自分で題目を選んだ中国語でのスピーチ、質疑応答を通して力を競い合った。その正確な発音、正しい質疑応答、見事なスピーチに観客から何度も盛んな拍手が送られた。またスピーチだけでなく書道や歌や太極拳も披露する出場者もいた。4時間の熱戦のすえ、新潟大学・田巻瞳さんが実力を発揮し最優秀賞を獲得し、新潟国際情報大学・藤崎貴行さんと新潟大学・宮倫世さんが総領事賞を受賞し、新潟大学・藤澤豊さん、県立大学・小形淳美さん、石川友樹紀さん、新潟国際情報大学・高波優也さん、新潟大学・村井良輔さん、国際航空旅行専門学校・安部宏美さん、新潟国際総合学院・小野塚千里さん、新潟大学・中谷朱花さん、寺平直樹さんが優秀賞に選ばれた。

王華総領事が選手たちと交流

選手たちがくじ引きで出番を決める

予選現場

宮倫世選手が中日友好における「桜の絆」を語る

新潟大学の中谷朱花選手が「中日友好」の書道を披露する

まじめに採点している審査員たちの姿

新潟国際情報大学の藤崎貴行選手が中国の民族楽器「葫芦丝」(フールース)を吹く

新潟県立大学の小形純美選手が絵で「中日友情」を語る

新潟大学の田巻瞳選手がピアノを弾きながら中国語の歌を披露する

 最優秀賞を獲得した田巻瞳さんは新潟予選区を代表して、中国湖南省長沙市で行われる決勝大会への出場が決定した。藤崎貴行さんは招待に応じ、中国で行われるサマーキャンプに参加する。

記念撮影

 コンテストの後、総領事館で懇親会を行い、出場者たちは審査委員や各校の中国語教師たちと熱心に交流をはかった。